状態平均化法を用いてスイッチング電源の伝達関数を求める手順の後半を解説する。前回は時間領域の状態方程式を立てて動特性を求め、ラプラス変換によって周波数領域に変換するまでを解説した。今回はその数式を展開し、3つの変数それぞれの変動に対してインダクター電流および出力電圧がどのように応答するかの伝達関数を求めるまでを解説していく。(本誌)