「“女性活用”なんて、もうウンザリ」。最近になってあちこちで耳にするようになったこの言葉に、食傷気味の読者は少なくないだろう。安倍首相が掲げる「2020年までに役職に就く女性を全体の3割に」という目標。登用される側の女性でさえ、「数合わせで登用されても…」と冷ややかな視線を向ける。今回お届けするのは、そんな数合わせを狙った「守りの活用」ではない。男性も女性も能力を発揮して革新的な商品を生む、製造業ならではの「攻めの女性活用」だ。
一部の調査において「日経WOMAN」編集部の協力を得た。
「“女性活用”なんて、もうウンザリ」。最近になってあちこちで耳にするようになったこの言葉に、食傷気味の読者は少なくないだろう。安倍首相が掲げる「2020年までに役職に就く女性を全体の3割に」という目標。登用される側の女性でさえ、「数合わせで登用されても…」と冷ややかな視線を向ける。今回お届けするのは、そんな数合わせを狙った「守りの活用」ではない。男性も女性も能力を発揮して革新的な商品を生む、製造業ならではの「攻めの女性活用」だ。
一部の調査において「日経WOMAN」編集部の協力を得た。
2014年10月上旬、電機メーカーなどが最新のIT・エレクトロニクス商品を展示する総合展「CEATEC JAPAN 2014」が千葉市の幕張メッセで開催された。開催5日間の来場者数(リピーターを除く)は前年を約1万人上回る15万人強。一段と盛り上がりを見せた会場では、「ある共通の特徴」を持った商品が…日経ものづくり
米田佳代さんは、大学で機械工学、大学院ではロボット工学を学んだ「物を造るのが好き」(米田さん)なネコ世代の女性だ(図1)。2007年に日産自動車に入社し、神奈川県厚木市にある同社テクニカルセンターに勤めて8年になる。入社後は、新車種のプラットフォーム(全長や全幅などの寸法や室内空間の形状など)を管理…日経ものづくり
千木良(ちぎら)美由紀さんは、日立グループの日立建設設計に勤めるパンダ世代(50歳前後)の女性技術士(国家資格)だ(写真左)。自身の30年間の技術者人生を振り返り、「一言で表現するなら『一人外人部隊』だった」と微笑む。日経ものづくり
女性エンジニア 禁断のジェンダートーク
─本日はネコ世代(30歳前後)の女性技術者3名にお集まりいただきました。皆さんの職場に女性技術者は何人いますか?日経ものづくり
あなたのその行動、女性はこう見ています
女性の少ない技術系の職場に勤める技術者がまず理解したいのは、「男女ではコミュニケーションの志向性が異なる」ということです。男性にとっての会話は主に用件を相手に伝えるためのものですが、女性は相手とつながるためにします。男性の会話には事実や事務連絡的な情報が多いのに対し、女性はエモーション(感情)の情報…日経ものづくり
調査テーマ「技術職場における女性活用」
「女性技術者の活躍は、男性にとってはやや違和感があるのでは?」と思いきや、男性も女性技術者の活用を望んでいることが明らかになった。全回答者(男女構成比は8:2)の半数以上が「女性技術者は増えるべき」と回答。女性ならではの視点に期待していることも分かった。しかし、女性技術者が活躍するためには、男性も育…日経ものづくり
パナソニック エコソリューションズ社(本社大阪)ライティング事業グループR&Dセンターに勤務する槻谷綾子さんは、これまでの家庭向けLED照明の常識を覆した商品「美ルック(ミルック)」の開発で中核的役割を担った。「食べることが大好きで、料理をすることも大好き!」と話す、どこにでもいそうなネコ世代(30…日経ものづくり