あらゆるモノをネットワークにつなぐ「IoT(Internet of Things)」。IoTを構成する無線通信向けに続々と採用されそうなのが、1GHz以下の帯域を使う「サブGHz帯」システムである。この帯域を使う「Wi-SUN」方式を2015年に東京電力がスマートメーターに導入し、サブGHzを使う無線チップの低価格化が一気に進むと見られるためだ。農業やインフラ監視など幅広い用途へ広がり、トリリオン(1兆個)センサーの通信基盤として普及する可能性もある。

左上はエディックシステムズ、左下は立山科学ワイヤレステクノロジー、右上はローム、右下はテセラ・テクノロジーのWi-SUN対応無線通信モジュール