英Ubisenseグループは、UWB(超広帯域)無線を利用したリアルタイム位置測定システム(RTLS)事業を日本で強化する。8.5G~9.5GHzの周波数に対応したタグと受信機を使って、生産ラインでの製品や部品などの位置を高精度に測定するものである。自動車関連メーカーへの導入を目指す。

 UbisenseグループのRTLSは、タグから出る電波を受信機で受けて、そのタグの位置をリアルタイムで特定する。自動車メーカーや航空機メーカー、製鉄会社、電力会社など世界の50社以上の企業に採用されており、累積の導入実績はタグが2万2000個以上、受信機が6000台以上である。自動車メーカーの生産ラインに導入すれば、日本で多く使われているバーコードや無線ICタグなどによる自動認識システムよりも、作業効率を高めることができる。