スズキは2014年8月に部分改良した軽自動車「ワゴンR」(図1)に、「マイルドハイブリッドシステム」を搭載した。同システムに改良型エンジンを組み合わせることなどで、2WD(2輪駆動)の軽ワゴン車(全高1550mm以上)で最高となる32.4km/LのJC08モード燃費を達成した。

図1 マイルドハイブリッドを搭載した「ワゴンR」
2WDの軽ワゴン車で最高となる32.4km/LのJC08モード燃費を達成した。
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 ワゴンRは2012年9月の全面改良時に、減速エネルギー回生システム「エネチャージ」を搭載することなどで、28.8km/LのJC08モード燃費を達成した。2013年7月の部分改良ではエネチャージを継続搭載し、エンジンを従来の「K6A型」から「R06A型」に変更することなどで、燃費を30.0km/Lに改善した。今回の部分改良では、マイルドハイブリッドシステムを搭載し、R06A型エンジンを改良することなどで、燃費をさらに8%向上させた。