人に電波を照射し、その反射波に含まれる心拍や呼吸の影響を読み取れば、非接触の生体センサーとして利用できる。岩手大学の本間氏の研究グループは、マルチアンテナ構成を採用し、後段の信号処理を工夫することによって、人の生体活動を高い感度で検出するとともに人の位置も推定できる手法を開発した。(本誌)

岩手大学 本間研究室での実験の様子。上段がアンテナアレー、中段が位置測定実験、下段がバイタルサイン測定実験