国内半導体企業の苦戦が続く中、2014年4月に株式上場を果たしたトレックス・セミコンダクター。電源IC専業で、13年度の売上高は93億9000万円と小粒だが、売上高営業利益率15%の高収益企業だ。リーマンショック後の市場環境悪化をどう乗り切って上場にこぎつけたのか。米国メーカーなど強豪がひしめくアナログ半導体市場をいかに攻略するのか。同社の成長戦略を社長の藤阪知之氏と専務取締役 事業本部長の芝宮孝司氏に聞いた。

(聞き手は今井拓司=日経エレクトロニクス、山下勝己=テクニカルライター)