富士ゼロックスが中国の中小規模事業者向けモノクロデジタル複合機市場で快進撃を続けている。2011年時点で9%だった同市場でのシェアを、2013年までに15%に急拡大(図1)。市場シェアで、東芝やシャープといった競合他社に並び、十数%のシェアを持つ“1軍”に昇格した。2014年5月に同社は、同市場のカラー化が進むとにらんでA3カラー複合機「DocuCentre SC2020」を発売。「カラー機の投入で一気にシェアを拡大し、ダントツを目指す」と息巻いている。

図1●中国における富士ゼロックスの中小規模事業者向けモノクロデジタル複合機のシェアの推移
富士ゼロックスは2012年6月、中国の中小規模事業者向け市場でトップクラスに入ることを狙って戦略機を投入。シェアを拡大し2013年までに同市場トップクラスの15%を獲得した。2014年は20%を目標に掲げる。
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