トヨタ流人づくり あなたの悩みに答えます
目次
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第25回:あうんの呼吸の関係を築くには
悩み:研究開発部門のマネジャーです。今、新しい技術開発のプロジェクトをチームで進めていますが、最近、部下への指示に困っています。細かい指示を逐一出さないと、思った通りに動いてくれないのです。同じチームで、同じ目標の下で働いているのに、なぜ「ああしろ、こうしろ」とあらゆる指示を与えなければならないのか…
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第24回:伸び悩む若手社員の成長を促すには
悩み:設計部で課長を任されています。最近、部下からの相談で目立つものが、若手社員の伸び悩みです。現場の仕事量は日々増える一方なので、若手社員の仕事量を増やしたいというのが我々の本音です。しかし、正直対応できない若手社員がいて困っているという報告を部下から受けているのです。伸び悩みを解消する良い方法は…
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第23回:新人を育てるには
50人のメンバーが在籍している開発部で係長クラスを務めています。開発業務に加えて、新入社員の教育も任されるようになりました。毎年4~5人の新人がこの部に配属されています。私は一生懸命教育しているつもりですが、実は個人の能力差が大きくて悩んでいます。仕事を早く覚えてもらう良い方法はありませんか。
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第22回:重大危機を乗り越えるには
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第21回:チームワーク力を引き上げるには
悩み:品質管理部門のリーダーを務めています。製品の機能が高度化し、かつ種類が増えていることで、現場の業務は忙しくなる一方です。検査によっては専門化が進んでいて個々の社員のスキルは高まっているのですが、チームワーク力が弱まっているように感じています。これでは予期せぬトラブルが生じた際などに、部門全体で…
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第20回:部下の心をつかむには
ある部門で課長として働いています。業績を引き上げるには組織力はもちろん、個々の能力の向上も必要だと考えています。そこで、部下の平均的な能力を自分なりに把握し、それよりも低い項目がある部下には発破を掛けて能力アップを図ろうと努めてきました。ところが、最近、部下との関係があまりうまくいっていない感じがす…
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第19 回:巡回行動で大切なこととは
工場長を務めています。最近、顧客からの品質に関する要求水準が高まっているのに、従業員が十分対応できなくなりつつあります。コスト削減やスピードアップの要求も厳しくなっており、従業員への負荷が高まっているのは分かっています。そのため、工場内を巡回する際にみんなを叱咤激励するのですが、今ひとつ効果が上がり…
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第18回:自律的に動く部下を育てるには
生産管理部の課長として30人ほどの部下を管理・指導する立場にあります。私の理想は、自律的に判断して動ける部下を育てることです。というのも、最近はマニュアルがそろっているためか、その通りにしか動けない部下が増えているように感じるからです。これでは突発的なトラブルや市場が急変した際などに対応できるかどう…
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第17回:部下の心を入れ替えるには
「トヨタ流人づくり 実践編 あなたの悩みに答えます」では、日本メーカーの管理者や社員が抱える悩みに関して、トヨタ自動車流の解決方法を回答します。回答者は、同社で長年生産技術部門の管理者として多数のメンバーを導き、その後、全社を対象とする人材育成業務にも携わった経歴を持つ肌附安明氏。自身の経験はもちろ…
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第16回:事の重大さを部下に分からせるには
悩み:数十人の部下を束ねる管理職です。悩みは、注意しても問題点がなかなか直らない若手社員がいることです。丁寧に言い聞かせても同じ問題を繰り返す。厳しく叱っても、その場では反省したそぶりを見せるのですが、1週間もすればすっかり忘れていたりします。注意の仕方が良くないのだろうか、叱り方がまずいのだろうか…
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第15回:部下をうまく指導するには
悩み:設備メーカーの部長を務めています。管理職に就いて以来、部下を育成することが大きな仕事の1つとなりました。褒めたり、叱ったり、いろいろと試みているのですが、やはり難しい。自分ではきちんと指導したつもりでも、期待する水準の半分にも達していないことがほとんどです。そのため、今でも、いかに部下を指導し…
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第14回:部下を叱るには
課長として数十人の部下の管理を任されています。モチベーションを高めるために、できる限り部下の話に耳を傾けるように努めており、新しい提案は極力採用するようにしています。しかし、逆に厳しく接するのは苦手で、そのせいなのか、部下から少し甘く見られている気がします。例えば、勝手に動いて失敗したような場合でも…
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第13回:やる気のない部下を戦力にするには
「トヨタ流人づくり 実践編あなたの悩みに答えます」では、日本メーカーの管理者や社員が抱える悩みに関して、トヨタ自動車流の解決方法を回答します。回答者は、同社で長年生産技術部門の管理者として多数のメンバーを導き、その後、全社を対象とする人材育成業務にも携わった経歴を持つ肌附安明氏。自身の経験はもちろん…
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第12回:部下に期待以上の働きをしてもらうには
本コラムでは、日本メーカーの管理者が抱える悩みに関して、トヨタ自動車流の解決方法を回答します。回答者は、同社で長年生産技術部門の管理者として多数のメンバーを導き、その後、全社を対象とする人材育成業務にも携わった経歴を持つ肌附安明氏。自身の経験はもちろん、優れた管理手腕を発揮した他の管理者の事例を盛り…
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第11回:部下にプロジェクトを任せるには
悩み:設計開発部門の部長を務めています。ここ数年、我々の部門では、海外の国や地域ごとの細かな設計対応に追われて業務量が急増しています。これまでは自分でほぼ全てのプロジェクトを管理してきましたが、そろそろ限界を感じつつあります。今後はできる限りプロジェクトを部下に任せたいと思っているのですが、うまくい…
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第10回:部下の能力を引き出すには
悩み:メーカーのある部門で、管理者として30人ほどの部下を束ねています。これまでは国内で激しい競争を繰り広げてきましたが、最近は台湾企業が急速に力をつけてきて、海外市場、特に売り上げの大きい米国市場でシェアを奪われ始めました。そこで、全社的に社員の一層の能力アップを目指すことになりました。部下の能力…
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第9回:挑戦心を養うには
悩み:新規事業を開発する部門の管理者を務めています。世界的に競合企業が増えており、会社の主力製品の業績が年々落ちています。そこで、昨今の円安の追い風を受けているうちに、新しい事業を生み出すことが急務となっており、比較的発想力がありそうな若手社員から中堅社員の活発な提案を期待しています。しかし、残念な…
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第8回:若手社員を一人前にするには
悩み:設計部門で管理者を任されています。今、最も悩んでいるのが、若手社員の育成です。リーマン・ショックで落ちた業績が回復しているのに、会社はあまり人を増やしてくれません。そのため、若手社員を即戦力にしようと努めています。ところが、定常的な仕事は割と早くこなせるのですが、少し課題が生じると途端に対応で…
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第7回:新プロジェクトを成功させるには
悩み:新製品を開発する部門で管理者として働いています。今、社を挙げての大掛かりな新製品プロジェクトがスタートし、力が入っています。一方当社では、ここしばらく成功したと言える新製品はほとんどありません。この部門には高学歴の社員が多くて、人材的には恵まれている方だと思うのですが…。大規模な新プロジェクト…
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第6回:大きな成果を出すには
悩み:設計開発部門の管理者を務めています。1年に1度の頻度で付加価値を生む技術を投入した新製品を設計開発することが最も大きな仕事です。例に漏れず、我々の業界も競争が年々激しくなっており、成果を出せと部員に発破をかけているのですが、最近はあまり大きな成果が出てこなくなったように感じて焦っています。成果…