2010年に創業した中国のスマートフォン(スマホ)メーカーが、驚異的な躍進を遂げている。2013年の売り上げは日本円にして5000億円を超え、2014年は1兆円を超えると予想されている。「中国のApple」と評されることの多い小米科技公司(Xiaomi)。しかし、同社のビジネスモデルを詳細に見ると、米Apple社とは明らかに異なる点があり、それが小米科技の急成長の源泉となっているようだ。日本経済新聞社で北京駐在やアジア部長などを歴任した後藤康浩氏が、「中国国内だけではなくアジア全域のものづくりにとって重要な意味を持つ」(同氏)とする小米科技のビジネスモデルに切り込む。(本誌)