担当者から

センサー1兆個は霞が関ビル何杯?
 特集「1兆個のセンサー社会、始動」で“1兆”の大きさについて考えさせられました。単価60米セントのセンサーICが毎年1兆個売れれば、市場規模は6000億米ドル。これだけで2013年の全半導体市場の2倍になります。2mm角のセンサーICを毎年1兆個作るには、台湾TSMCの8倍の生産能力が必要になります。私には驚きでした。では、1cm角で5mm厚のセンサーモジュール1兆個は、霞が関ビルで何杯分か。実は1杯分です。今度は、意外にも少ないことに驚きました。(三宅)

人生を変えた男に再会して
 「今回お会いしたTerry Gou(郭台銘)氏には、私が知るどの経営者よりも人を動かす力があると感じました」。これは2006年のFoxconnの特集記事に付したあとがきです。私はこのインタビューで台湾に開眼、3年半前から住んでいます。永住希望は一度も揺らいでいません。ただ郭氏に2年ぶりに独占インタビューして反省しきりでもあります。中国語がちょっと分かるようになっただけかなと。まずは懸案の自主調査「部材選定/購買権の傾向と対策」を何としてもまとめます。(大槻)