最近は日本国内で工程を設計し、生産はもっぱら海外拠点が担当するケースも多い。設計部門と生産技術部門が国境を越えて協調する必要が生じている。

 そこで有効なのが、3Dモデルデータによって工程設計を「見える化」することである。工程情報を扱えるDMU(デジタル・モックアップ・ツール)を用いれば、表計算ツールやワープロで作成した工程データを3Dデータに連携させたり、3Dデータを参照しながら工程を定義したりすることが可能になる。