業績悪化に苦しんだ日本の民生機器メーカーの中で、いち早く成長路線へ転じたセイコーエプソン。2014年3月期の売上高は前期比16%増の9900億円、最終損益は520億円の黒字(前期は100億円の赤字)になる見込みだ。新興市場向けプリンターで売り上げを拡大する一方、眼鏡型ディスプレーなどのウエアラブル機器の新製品も矢継ぎ早に投入している。同社の成長の原動力は何か。社長の碓井氏に聞いた。

(聞き手は今井 拓司、中島 募)