(写真:Google社)
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 米Google社が、スマートフォンの将来像を探る二つのプロジェクトを強力に推進し始めた。スマートフォンに人と同レベルの空間や動きの認知能力を持たせる「Project Tango」と、ユーザーが好きなモジュールを選んでスマートフォンを組み上げられるようにする「Project Ara」である。

 両プロジェクトは、Google社の傘下だった米Motorola Mobility社のATAP(Advanced Technology and Projects)グループが進めてきたものだ。2014年1月にMotorola Mobility社を29.1億米ドルで中国Lenovo社に売却することを決めたGoogle社は、ATAPグループを手元に残してこれらのプロジェクトを継続させた。スマートフォンの新しい用途を見つけたり、より多くのユーザーがスマートフォンを使えるようにしたりする狙いとみられる。