[画像のクリックで拡大表示]

写真のお面は、狂言で用いられる仮面。実は、片方は紀州東照宮所蔵の本物(和歌山県指定文化財)*1だが、もう片方はレプリカである。本物の仮面の形状を3Dスキャナーを活用して3Dデータ化し、3Dプリンターで造形した後にアクリル絵の具で着色してレプリカを作製した。さて、レプリカはどちらか。

*1 お面の名は「賢徳」。本来は狂言で使用される仮面(狂言面)だが、紀州東照宮の春の例大祭・和歌祭の神輿御渡(神輿が進むこと)の際、ともに歩く仮装行列である「面掛」で使用されてきた多数の仮面のうちの1つである。