2012年に「ミニサーベイヤーコンソーシアム」を設立しました。どのような狙いで設立したのでしょうか。

のなみ けんぞう
1979年に東京都立大学大学院工学研究科博士課程(機械工学専攻)を修了。1988年に千葉大学工学部に着任し、1994年より現職。2012年10月に設立した「ミニサーベイヤーコンソーシアム」の会長を務める。

 我々の研究室は、企業も含めて国内で唯一、マルチローター型の電動ヘリコプターの自律制御技術を完全に独自開発しています。その自律制御技術を適用した電動ヘリの製品化や安全対策、実証試験などを、関心を持つユーザーとメーカー、大学が一体となって推進することを目指して設立しました。それまで約10社と別々に共同研究していたのを一緒にすることで実用化のスピードを加速させる狙いもありました。