日本の大手電機メーカーでさえ影が薄いタブレット端末市場に果敢に挑むベンチャーがいる。独立系のソフトウエア会社ユビキタスエンターテインメント(本社東京。以下、UEI)だ。同社は2013年4月、独自開発のタブレット端末「enchantMOON(エンチャント・ムーン)」を発売した。斬新な操作性がウリだ(図1)。

図1●手書きにこだわる
enchantMOONの操作は独特なものだ。画面上にペンで「Moon」と書く。その周りを指で丸くなぞると、それに沿って円が現れ、その円周上に「Web」「Note」「Link」などの表示が出る。ここからさまざまな機能を選択できる。価格は3万9800円(税込み)。累計販売台数は3千数百台。
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