パソコンやスマートフォン、ディスプレー、外部記憶装置などを接続する機器間の有線インターフェースに、機能集約化の波が押し寄せている。AV(音声/映像)信号といった同期型のデータ伝送や、外部記憶装置とデータをやり取りする非同期型のデータ通信、そして電力供給までをケーブル1本で実現させる動きである。スマートフォンの台頭やノートパソコンの薄型化によって、本体に複数の端子を用意できなくなってきたことから、インターフェースの機能集約化が強く求められている(図1)。

図1 USBが機能強化で1強へ
図1 USBが機能強化で1強へ
スマートフォンの台頭やノートパソコンの薄型化によって、端子の設置場所が限られてきている。そのため、ケーブル1本でAV信号とデータの伝送、電力の供給を実現する集約型のインターフェースが求められている。加えて、4Kディスプレーの登場によって、データ伝送速度を高める必要がある。USBが集約型インターフェースで圧倒的な地位を築きつつある。
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