New Car Report
目次
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BMW社の「MINIクロスオーバー」 PHEV導入、EV走行は約40km
ドイツBMW社は、小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「MINIクロスオーバー」を6年振りに全面改良し、2017年2月に日本で発売した(図1)。MINIブランドで初めてプラグインハイブリッド車(PHEV)を導入した他、ディーゼルエンジン車の燃費を先代車より約37%改善した。車両は同ブラ…
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1.2GPaの高張力鋼板で軽量化
スズキ「ワゴンR」
スズキは軽自動車の「ワゴンR」を約4年半振りに全面改良し、2017年2月に発売した(図1)。マイルド・ハイブリッド・システムの改良やボディーの軽量化などで、軽ワゴン首位の低燃費を実現した。自動ブレーキのセンサーとして単眼カメラと赤外線レーザーレーダーの組み合わせを採用した他、軽自動車初のヘッド・アッ…
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120kg軽く、サス部品で剛性向上
スズキ「スイフト」
スズキは2017年1月、Bセグメントの小型車「スイフト」を全面改良して発売した(図1)。2016年に投入した「バレーノ」から採用する、Bセグメント用の新しいプラットフォームを採用。車両質量を先代に比べて約120kg軽くした。価格は134万3520円から。
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「外」と「内」から走行性能を高める
マツダ「CX-5」
マツダは2017年2月、5年ぶりに全面刷新したSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CX-5」を発売した(図1)。ボディー形状を見直して空気抵抗を低減するとともに、高張力鋼板の強度を高め、衝突安全性を向上させた。シートの構造も改善し、運転者にとっての快適性も追求した。JC08モード燃費は、…
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横転時などの衝突安全性高める
トヨタ自動車「コースター」
トヨタ自動車は小型バスの「コースター」を24年振りに全面改良し、2017年1月に発売した(図1)。先代車に比べて衝突安全性を高めた他、車内を広くした。また、シートの素材に合成皮革などを使い、上質感を高めた。
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プリウスに続くTNGA第2弾
トヨタ自動車「C-HR」
トヨタ自動車が2016年12月に発売した新型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「C-HR」(図1)。2015年12月発売の新型ハイブリッド車(HEV)「プリウス」(4代目)に続き、新設計手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した第2弾の車両である。セダンの…
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フルHEVを開発、燃費15%向上
スズキ「ソリオ」
スズキは2016年11月末、小型車「ソリオ」にフルハイブリッド車(HEV)を追加した(図1)。これまでのエンジン車とマイルドHEVに加わることで、パワートレーンは3種類に増えた。燃費はマイルドHEVより15%向上しており、32.0km/Lとなった。
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側面衝突に対する安全性高める
ダイハツ工業/トヨタ自動車「トール/ルーミー・タンク」
ダイハツ工業とトヨタ自動車は2016年11月に、新型の小型ミニバン「トール/ルーミー・タンク」を発売した(図1)。Aセグメント車でありながら、Bセグメント車より車内空間を広くした。高張力鋼板の使い方を工夫して、側面衝突に対する安全性を高めた。車両質量をできるだけ抑えるために、ボディー外板に樹脂を多く…
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打倒「アクア」、EV走行で差異化
日産自動車「ノート」
「電気自動車のまったく新しいカタチ」―。日産はe-POWERを電気自動車(EV)の一種とアピールし、競合するHEVとの差異化を図る。モーター駆動のため、確かにEVらしい力強い発進・加速を感じた。加速は「2.0Lターボエンジン車を凌ぐ」(日産)という。モーターの最高出力は80kWで、アクアの2倍近い性…
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軽初の配光制御ヘッドランプを搭載
ダイハツ工業「ムーヴキャンバス」
ダイハツ工業は2016年9月、新型軽自動車「ムーヴキャンバス」を発売した(図1)。主な購入対象とする女性にとっての使いやすさを追求し、両側スライドドアを搭載、後部座席の空間を大きくして利便性を高めた。また軽自動車で初めて運転者がステアリングを切った方向にヘッドランプの配光を制御するAFS(Adapt…
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1.5GPa級をセンターピラーに採用
富士重工業「インプレッサ」
富士重工業は2016年10月に、5年振りに全面改良した新型「インプレッサ」を発売した(図1)。ボディーへの高張力鋼板の使用比率を増やした他、歩行者保護エアバッグや安全運転支援システム「アイサイトver.3」を標準搭載して、安全性能を高めた。エンジンと変速機を改良し、燃費を向上させた。
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ファルコンウィングで乗降性を向上
Tesla Motors社「モデルX」
米Tesla Motors社の日本法人テスラモーターズジャパンは2016年9月、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)タイプの電気自動車(EV)「モデルX」の販売を開始した(図1)。後部ドアに上下方向に開閉する「ファルコンウィングドア」を採用(図2)。狭いスペースでも乗り降りできる高い乗降性…
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車内を広く、HEVを4WD化
ホンダ「フリード」
ホンダは小型ミニバンの新型「フリード」を、2016年9月16日に発売した(図1)。先代モデルより全長を50mm長くして、室内空間を広くした他、ハイブリッド機構を刷新して燃費を先代より約26%高めた。電池の形状を改良し、4WD(4輪駆動)のハイブリッド車(HEV)を用意した。
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100msという素早い応答性を実現
ホンダ「NSX」
ホンダは2016年8月、26年ぶりに全面改良した新型スポーツカー「NSX」の日本仕様車を発表した(図1)。左右の前輪を独立に駆動可能なツイン・モーター・ユニットと、後輪を駆動するエンジンおよびモーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載したハイブリッド車である。最大の特徴は…
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手を使わずにスライドドアを開閉
日産自動車「セレナ」
日産自動車は、3列シートのミニバン「セレナ」を6年ぶりに全面改良して2016年8月に発売した(図1)。販売目標台数は月間8000台と強気の設定。最大の特徴は高速道路の単一車線上の運転を支援する機能「プロパイロット」の初採用だが、他にも子育て世代の女性が望む機能を多く盛り込んだ。
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84個のLEDチップで自在に配光
Daimler社「メルセデス・ベンツEクラス」
ドイツDaimler社の日本法人、メルセデス・ベンツ日本は2016年7月、新型「Eクラス」を発売した(図1)。2.0Lガソリン直噴ターボエンジン搭載車の「E200」を同月から発売し、9月以降に同4輪駆動モデル、ディーゼル車の「E220d」、ガソリン車の高性能版「E250」「E400」を発売する。
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ボディーのアルミ比率が過去最高
Jaguar社「F-PACE」
英Jaguar Land Rover(JLR)グループは2016年7月下旬に、Jaguarブランド初のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「F-PACE」の日本への本格導入を開始した。ホワイトボディーへのアルミニウム(Al)合金の使用率を過去最高にした他、車内空間を広げてSUVとしての実用…
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4気筒でCO2減、6気筒と部品共用
Porsche社「718ボクスター」
ドイツPorsche社は、2座のオープンスポーツカー「ボクスター」を大幅改良し、日本で2016年6月末から出荷する(図1)。新開発した水平対向ガソリンエンジンは気筒数を従来の6から4に減らし、排気量を小さくした(図2)。併せて自然吸気ではなく過給にする。高性能車の代名詞と言える「Porsche」でも…
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アルミ合金活用で99kg軽量化
GM社「キャデラックCT6」
米GM社は2016年4月、日本市場で「キャデラック」ブランドの最上級セダン「CT6」を発表した(図1)。2016年9月から発売する。同車は車体にアルミニウム(Al)合金を多用して、軽量化を徹底し、競合車に比べて200kg以上軽い車両質量を実現した。
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積載量よりも「運転のしやすさ」
ダイハツ工業「ハイゼットキャディー」
ダイハツ工業は新型の軽商用車「ハイゼットキャディー(以下キャディー)」を2016年6月に発売した(図1)。従来の軽商用車とは異なるFF(前部エンジン・前輪駆動)のレイアウトを採用することで乗用車並みの運転のしやすさや静粛性を確保。一部グレードには、軽商用車では業界初となるレーザーレーダーとカメラ、超…