New Car Report
目次
-
e-POWER搭載の第2弾、質量増を補い静粛性を意識
電気自動車(EV)のような力強い加速感と、アクセルペダルだけで加減速を制御できる操作性の良さ──。そんな特徴が評価されて人気を呼んだのが、日産自動車が2016年11月に発売した小型ハイブリッド車(HEV)「ノートe-POWER」だ。そして2018年3月、シリーズ・ハイブリッド・システム「e-POW…日経Automotive
-
スズキ「クロスビー」、1.0L直噴ターボでマイルドHEV
スズキは2017年12月、クロスオーバーSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)タイプの新型小型車「クロスビー」を発売した(図1)。同社の小型車として初めて、排気量1.0Lで直列3気筒の直噴ターボガソリンエンジンを使うマイルドハイブリッド車(HEV)を設定した。ボディー骨格に高張力鋼板を多用す…日経Automotive
-
スズキ「スペーシア」、燃費犠牲にしても室内広く
スズキは、ハイトワゴンの軽自動車「スペーシア」を全面改良して2017年12月に発売した(図1)。同市場で圧倒的な人気を誇るのがホンダの「N-BOX」だ。新型スペーシアは、室内空間の拡張と安全装備の充実を武器に、最強のライバルに戦いを挑む。日経Automotive
-
トヨタ自動車「レクサスLS」、自動操舵回避支援など世界初搭載
トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が、11年振りに全面改良したセダン「LS」(図1)。その5代目に、同社は自動操舵回避支援機能や後方歩行者対応の自動ブレーキといった市販車としては世界初のものを含む高度な予防安全技術や、自動車線変更支援を含む高速道路向けの高度運転支援技術を装備した。日経Automotive
-
三菱自動車「エクリプスクロス」、小型過給機で低速トルクを高める
三菱自動車は小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の新型「エクリプスクロス」を、2018年3月に日本で発売する(図1)。軽自動車を除くと、約6年振りの新型車になる。新開発の直噴過給エンジンを搭載し、低速トルクの向上と低燃費を両立した。自動ブレーキ用センサーにミリ波レーダーを追加し、予防安…日経Automotive
-
Jeepの主力SUV「コンパス」、Fiatの小型車技術取り込む
欧米Fiat Chrysler Automobiles(FCA)社は2017年12月、「Jeep」ブランドの小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「コンパス」を日本で発売した。100カ国以上で販売する世界戦略車だ。「Fiat」ブランドが培ってきた小型車技術の多くを活用しつつ、“都市型J…日経Automotive
-
ホンダの「ステップワゴン」ようやくHEVを追加
ホンダは2017年9月、中型ミニバン「ステップワゴン」を部分改良して発売した(図1)。上級モデルの「同スパーダ」にハイブリッド車(HEV)を追加して、販売台数の増加を目指す。同社の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準搭載することで、予防安全性能を高めた。日経Automotive
-
Volvo社の中型SUV「XC60」操舵支援で衝突回避
スウェーデンVolvo社は2017年10月中旬、中型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「XC60」を日本で発売した(図1)。2代目となる今回は、操舵支援で前方の障害物や対向車、後側方の車両との衝突回避機能を備えたのが特徴。前方の障害物との衝突回避で、自動ブレーキに加えて操舵支援するのはV…日経Automotive
-
GM社の中型SUV「XT5」、ボディーにAl合金使わず、安く軽く
米GM社は高級車ブランド「キャデラック」の最量販モデルを日本に導入した。2017年10月末、中型のクロスオーバーSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「XT5 CROSSOVER」(以下、XT5)を発売した(図1)。XT5から導入した新プラットフォーム(PF)は、コストを重視してアルミニウム…日経Automotive
-
ホンダの軽自動車「N-BOX」、ロングストローク化で燃費向上
ホンダは2017年9月、軽自動車「N-BOX」を全面改良して発売した(図1)。直列3気筒ガソリンエンジンを新設計し、燃費と加速性能を高めた。気筒のボア(内径)とストローク(行程)の比率が1.29と極めて大きいロングストローク仕様にした(図2)。量産機で1.3に迫るボアストローク比は世界最高水準といえ…日経Automotive
-
マツダの3列SUV「CX-8」、低回転域のターボ応答性を向上
マツダは、3列シートの新型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CX-8」を発表した(図1)。2017年12月14日に日本で販売を開始する。マツダの国内向けSUVラインアップでは最上位に位置する。同社が国内に3列シートのSUVを投入するのは今回が初めて。ミニバンからの乗り換え需要を狙い、S…日経Automotive
-
第4のレンジローバー「ヴェラール」、“引き算”が映すブランドの将来像
今後の「レンジローバー」が進む方向性を示すクルマ──。重要な役割を背負って英Jaguar Land Rover(JLR)グループが開発したのが「レンジローバーヴェラール」だ。流麗で洗練されたデザインが特徴のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)で、“引き算の美学”をキーワードに開発した。日経Automotive
-
合言葉は前例のない変革、TNGAでセダンの復権に挑む
トヨタ自動車は、全面改良した中型セダン「カムリ」を2017年7月に日本で発売した(図1)。同車は、米国の乗用車販売台数で15年連続1位を獲得してきた同社の主力車種。100以上の国・地域で販売され、累計台数は1800万超。だが、近年はピックアップトラックやSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)…日経Automotive
-
Land Rover社の「ディスカバリー」、Al合金モノコックで480kg軽く
英Jaguar Land Rover(JLR)グループは、Land Roverブランドの大型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「ディスカバリー」を全面改良して日本に導入した。街中での見栄えを意識した外観と、舗装路での走行性能を高めたのが特徴だ。同グループの技術を活用し、ボディーにはアルミ…日経Automotive
-
MINIブランド初のPHEV、ひと目で分かるシンボルを随所に
ドイツBMW社の「MINI」ブランドで初のプラグインハイブリッド車(PHEV)となるのが、新型「クーパー S E クロスオーバー オール4」(クロスオーバーPHEV)である。同社の日本法人が2017年7月に発売した。MINIの個性が好きな人にPHEVがもたらす新たなライフスタイルを提供することを強く…日経Automotive
-
ダイハツの新型「ミライース」DNGAの適用は見送り
ダイハツ工業は2017年5月、軽自動車「ミライース」を全面改良して発売した(図1)。2代目となる同車は、高張力鋼板や樹脂の使用量を増やして車両質量を先代より80kg軽くしたが、発進・加速時の走行性能を高めたため、燃費性能は変わらない。新たな車両設計・開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・…日経Automotive
-
日産自動車「エクストレイル」、自動運転技術プロパイロット搭載
日産自動車は2017年6月、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「エクストレイル」を部分改良した(図1)。2016年8月に全面改良したミニバン「セレナ」に続いて、自動運転技術「プロパイロット」を搭載したのが特徴だ(図2)。プロパイロットのシステム価格は14万400円である。日経Automotive
-
Audi社の小型SUV「Q2」、熱間プレス材をフロントピラーに採用
ドイツAudi社の日本法人は2017年4月、小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「Q2」を発売した(図1、表)。上位モデルの小型SUV「Q3」に比べて全長が200mm短く、同社のSUVとしては最小の車種となる。価格は299万円からと、Q3に比べて70万円低く設定した。2017年内に25…日経Automotive
-
Audi社の中型車「A5/S5」、熱間プレス材を17%使用
ドイツAudi社の日本法人は2017年4月、中型車「A5」およびそのスポーツ仕様車「S5」を全面改良して発売した(図1)。2代目となる今回は、歩行者検知機能付き自動ブレーキなどの各種運転支援システムを採用したほか、A5では低価格の前輪駆動車を新たに追加し、幅広い顧客層を狙う。日経Automotive
-
トヨタ自動車「レクサスLC」、軽量化と新パワトレで走りを追求
トヨタ自動車は2017年3月、新型スポーツクーペのレクサス「LC」を発売した(図1)。新開発のFR(前部エンジン・後輪駆動)車用プラットフォーム「GAL」を採用したレクサスのフラッグシップクーペである。5.0LのV型8気筒エンジンを搭載したガソリンエンジン車の「LC500」と、3.5LのV型6気筒エ…日経Automotive