Tech Report
目次
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台湾EVフォーラム報告
VWグループが48VのHEV製品化へ
2014年10月に、台湾の新竹で、「TAIFE(Taiwan Automotive International Forum and Exhibition)2014」が開催された。ドイツVolks?wagen社やマレーシアProton社などが電動車の投入計画などを発表した。日経Automotive
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ジヤトコの新社長インタビュー
「CVTとDCTが切磋琢磨すればいい」
ジヤトコは2014年10月、同社として初めて「パリモーターショー」に出展した。同年6月にジヤトコの社長兼CEO(最高経営責任者)に就任した中塚晃章氏に、その狙いや今後の戦略を聞いた。日経Automotive
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NNG社のスマホ連携カーナビソフト
予測型の運転支援も実現できる
ハンガリーNNG社は、モバイル端末と連携する新しいカー・ナビゲーション・ソフトウエアを開発した。スマートフォン経由で、カーナビ端末のデータを常に最新の状態に更新できる。スマホを持ってクルマから降りれば、歩いて目的地に向かうまでの道案内にも使える。予測型の運転支援システムにも対応できるという。日経Automotive
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Continental社の自動運転システム
2014年中に日本で公道実験を開始
ドイツContinental社は2014年10月に千葉県旭市のテストセンターで、自動運転の実現に必要なシステムのデモを行った。市販車に採用されている自社製のミリ波レーダーやステレオカメラなどを使った緊急ブレーキや障害物回避などの機能を公開した。日経Automotive
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日立オートモティブシステムズのADAS
カメラだけで実現できる技術を公開
日立オートモティブシステムズとグループ会社のクラリオンは2014年10月に、帯広市にある日立オートモティブの「十勝テストコース」で、カメラだけを使用した先進運転支援システム(ADAS)のデモを行い、市販車両に搭載した両社の最新システムを公開した。日経Automotive
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KDDI研とルネサスエレクトロニクスのセキュリティー対策
ECU間のパケット認証などで実現
コンピューターのセキュリティーを研究する技術者の目が今、クルマに向いている。電子制御への依存度が増しているうえに、移動通信モジュールなどで外部ネットワークとつながり始めているからだ。米国の学会では、クルマのCANバスにパソコンを接続し、ブレーキやハンドルを操作できたことが報告されている。日経Automotive
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サンパウロモーターショー2014
ブラジル市場もSUV志向に
2014年10月末、ブラジルで「サンパウロモーターショー2014」が開催された。2012年に開催された前回に比べると、景気悪化の影響を受けて新型車の発表は少なかった。しかし、中国・米国・日本に次ぐ世界第4位のブラジル市場で競争力を高めようと、各社は主力車種や新型車のアピールに力を入れた(図1)。日経Automotive
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Daimler社の自動運転トラック
2025年までに実用化へ
トラック業界で世界最大手のドイツDaimler社が、2025年までに大型トラックの自動運転を実用化する方針を明らかにした注1)。同社は2025年の実用化を目指す大型トラックのコンセプト車「Mercedes-Benz Future Truck 2025」を開発した(図1)。日経Automotive
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CMOSミリ波レーダー、いよいよ量産へ
価格1000円の道筋見える
富士通研究所は2014年10月、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)技術を使った車載ミリ波レーダーを、2018年ごろに量産すると発表した。Si(シリコン)基板から造れるため、量産規模が大きくなれば価格を大きく下げられる。日経Automotive
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中国独禁法問題の教訓
当局への“告げ口”は不可避
中国で、日系自動車関連メーカーに対する独占禁止法に関わる調査が相次ぐ。同国・国家発展改革委員会(発改委)は2014年8月、日系部品メーカー12社が価格カルテルを結んだと認定し、そのうち10社に制裁金の支払いを命じた(表)。ほぼ同時期に発改委は日系完成車メーカーなども調査している。日経Automotive
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ETAS社のハッキング対策ソフト
専用CPUで車載データを暗号化
ドイツETAS社は2014年8月、自動車用のセキュリティーチップに使えるソフトウエアを開発した(図1)。電子制御ユニット(ECU)がハッキングされる可能性を抑える。車のセキュリティー対策が重要になる中、同社の取り組みは先鞭を付けるものだ。日経Automotive
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NI Week2014報告
HILS活用で実験・評価期間を短縮
計測・評価システム大手の米National Instruments(NI)社は2014年8月、米国テキサス州オースティンでプライベートショー「NI Week2014」を開催した。ドイツContinental社や富士重工業などがNI社のHILS(Hardware in the Loop Simulat…日経Automotive
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ルネサスのHEV/EV用次世代マイコン
トヨタよりも米系メーカーを優先
ハイブリッド車(HEV)/電気自動車(EV)用のモーター制御マイコン最大手のルネサス エレクトロニクスは2014年8月、次世代品「RH850/C1x」を発表した(図1)。米系完成車メーカーの要求に応えやすい設計とし、海外市場の開拓に本腰を入れる。2016年5月ごろの量産を目指す。日経Automotive
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Daimler社のアルミと鋼の接合技術
片面からリベットを高速に打ち込む
ドイツDaimler社の新型「メルセデス・ベンツCクラス」の特徴の一つが、ホワイトボディーの48%にアルミニウム合金を使い、ボディーの質量を70kg軽くしたことである(図1)。アルミ合金と鋼板を接合する独自の技術を開発して実現した。日経Automotive
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ITS世界会議2014報告
トヨタが3次元レーザーを公開
将来の自動運転や車車間通信などをテーマとした展示会「ITS世界会議」が、2014年9月に米ミシガン州デトロイトで開催された。トヨタ自動車は3次元レーザーレーダー(図1)を公開したほか、デンソーは単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わた歩行者検知システム(図2)を出展した。日経Automotive
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UbisenseグループのUWB無線システム
作業ミス減らしクルマ作りを効率化
英Ubisenseグループは、UWB(超広帯域)無線を利用したリアルタイム位置測定システム(RTLS)事業を日本で強化する。8.5G~9.5GHzの周波数に対応したタグと受信機を使って、生産ラインでの製品や部品などの位置を高精度に測定するものである。自動車関連メーカーへの導入を目指す。日経Automotive
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「アジアものづくりカンファレンス」報告
トヨタ・日産・ホンダの人材育成
日経BP社は2014年8月、「アジアものづくりカンファレンス2014」をタイのバンコク市で開催した(図1)。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどがASEANの取り組みを紹介し、市場拡大への期待に加えて、現地の研究開発機能や人材育成の重要性を語った。日経Automotive
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スズキの新型「ワゴンR」
エネルギー回生量増やし燃費8%改善
スズキは2014年8月に部分改良した軽自動車「ワゴンR」(図1)に、「マイルドハイブリッドシステム」を搭載した。同システムに改良型エンジンを組み合わせることなどで、2WD(2輪駆動)の軽ワゴン車(全高1550mm以上)で最高となる32.4km/LのJC08モード燃費を達成した。日経Automotive
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ATフォーラム「BEYOND2020」報告
所有からサービスに価値が変わる
2020年の自動車や自動車産業はどうなるのか─。日経Automotive Technologyは2014年9月11~12日、各業界のリーダーを招いて東京・品川でフォーラムを開催した。テーマは「BEYOND2020 クルマが拓く未来」で、各日ともに約200人が参加した。日経Automotive
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ホンダの次世代スマートハウス
非接触充電やV2Hを実証
ホンダはさいたま市の実証スマートハウス(次世代省エネ住宅)を公開し、電気自動車(EV)「フィットEV」を非接触で充電するシステムや、EVから家庭に電力を供給するV2H(ビークル・トゥー・ホーム)システムを披露した。今後実用化を検討する。日経Automotive