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HOMEスキルアップCOLLEGEスポーツトレーニングから学ぶビジネス能力向上術 > 第2回:映像コンテンツでイメージをつかむ

スポーツトレーニングから学ぶビジネス能力向上術

第2回:映像コンテンツでイメージをつかむ

  • 久保田 達也=イッツ代表取締役、サイバー大学教授
  • 2013/08/13 00:00
  • 1/5ページ

前回はオンラインよるスポーツ学習が最先端のテニススタイルを習得でき、試合の勝利につながること、そして、その学習法をビジネスに応用することで、ビジネスの実践能力を向上させることにつながると紹介した。今回は具体例として、映像情報から先端ビジネススタイルの兆しを読み取り、時代に適合した感覚を学習する手法を紹介する。

見ればできるようになる映像教材

 例によってテニスのオンンライン学習の話から始めよう。現代のテニススタイルとはなんぞやと、あれこれ雑誌を読んだりコーチの話を聞いたりするのだがどうもピンと来ない。ならばとYouTubeを検索してみると、世界最高レベルのテクニック映像が山ほど見つかった。しかもテレビで放映されたグランドスラム大会などの映像コンテンツだけでなく、世界のベスト4プレーヤの普段の練習光景や筋トレまで見ることができる。つまり4人のトッププレーヤを比較しながら、現代テニスの最先端スタイルを自分なりに観察したり、思考することができるのだ。

 面白いことに4人が4人とも独自のスタイルでプレーしていて、極めて個性的であることがわかる。もちろん基本は基本であり、最先端の共通スタイルもある。それが全体の半分程度だとすると、個性的なスタイルは半分なのだ。割合でいうと3分の1は基本で、4人とも変わらなかった。一方の先端スタイルは多少ばらつきがあるが、4人中3人はラケットも新素材新構造で、現代テニスっぽくワイパースイングという卓球のように体の捻転を利用してラケットを振り切り、ボールに回転を付けて打つスタイルである。1人は伝説と呼ばれるプレーヤであり、どちらかというと前に直線的に打つスタイルを完成させている。

 残りの4割が個性的なのだが、それぞれのプレースタイルの好みや身体的特徴を生かした独自スタイルを研究した結果である。このことがテニスやアスリートたちが知っておく重要な要因である。

 基礎や最近のやり方を学ぶにしても、それは自分のスタイルの半分適度でいい。あとの半分は自分であれこれ試行錯誤しながら自分流を編み出して行けばいいのだ。

ビジネスの世界でもオンライン情報源を使って自分の潜在能力を生かせるビジネススタイルを編み出せばいいばいいのだ。
(1)3分の1は普遍的ビジネスノウハウのマスターすること
(2)3分の1は最先端ビジネスにおける共通な新スタイルを取り入れること
(3)残りの6割は自分の能力特性と仕事環境を考慮しながら、自分の仕事スタイルを編み出していくこと

 YouTubeには毎年優勝者のプレースタイルが公開されるので、その年の最新のプレースタイルがわかる。それこそがオンライン映像コンテンツのすごさである。アクセス数はアップされるやいなや、あっという間に何千~何万という桁で上昇しているのを見る限り、世界のテニスプレーヤたちが参考にしているのがわかる。

 これをビジネスに置き換えると、例えば大ヒットした新ビジネスのブログにあるビジネス解説映像が相当するだろう。「新市場は○○△△で、それに対して我が社が始めた独自ノウハウは、○○しかじか。それによって従来とは□□が異なる効果が発揮される」と、映像にまとめたコンテンツから先端ビジネスノウハウを簡単に理解できる。この事例として私が好きなビジネス紹介映像はセールスフォース・ドットコムのクラウドを使ったビジネスツール紹介である。クラウドというわかりにくいネット構造をイラストや図で解説し、軽快な音楽までも使いながら日本語でシンプルに解説している。自社製品の紹介は後回しで、まずは新ビジネススタイルを理解してもらってから興味が沸いたら自社製品紹介からお試しサービスへと道筋ができている。

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