• BPnet
  • ビジネス
  • PC
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEエレクトロニクスアナログワイヤレス通信100年の歴史 > 公共インフラからコンシューマ通信へ(2)

ワイヤレス通信100年の歴史

公共インフラからコンシューマ通信へ(2)

  • 中川 正雄=慶応義塾大学
  • 2012/10/15 00:00
  • 1/6ページ

真空管で狭帯域通信が始まる

 1906年に米国の技術者Lee de Forest氏が,信号増幅の可能な3極真空管を発明する。これで火花放電のような周波数の定まらない発振方法から脱し,所望の周波数において狭帯域で伝送ができるようになり,火花放電では困難な高周波の発振も可能になった。さらに,発振に必要な電圧が数百Vになり,火花放電では数kVだったのに比べて,無線装置が小型で安全になった。受信感度も大きく上がった。

 トランジスタの発明で無線はさらに進歩するが,とりわけ高い周波数が利用できるようになった意味は大きかった。波長が短くなり,アンテナを小さくできたので,飛行機や車両,人間が容易に無線機を運べるようになった。帯域も広げられ,高速伝送が可能になった。

 波長は,1秒間に電波が進む距離3×108mを周波数で割れば与えられる。携帯電話のIMT-2000標準の周波数は2GHz(2×109Hz)なので,波長は0.15m(15cm)になる。Marconi時代に利用された長波の波長は10kmから1kmであり,アンテナのサイズも大きかった注2)

注2)波長が短ければ短いほど好都合かというと,そうではない。伝搬において減衰は大きくなる。障害物で電波の影ができてしまうシャドーイングの影響も大きくなる。

【技術者塾】(5/26開催)
シミュレーション要らずの熱設計・熱対策

~熱を電気回路に見立てて解析、演習で応用力アップ~


本講演を受講すると、シミュレーションに頼らない実践的な熱対策・熱設計ができるようになります。演習を通して実際に熱を解析し、熱設計への理解を深められます。現場で応用できる熱解析ツールを自分で作成できるようになります。 詳細は、こちら
日程 : 2016年5月26日
会場 : 化学会館 7F(東京・御茶ノ水)
主催 : 日経エレクトロニクス

おすすめ