――日本進出に際してグリーベンチャーズの出資を受けました。天野さんがHealint社に着目されたきっかけは?
天野氏 弊社でもこういった事業エリア、特に製薬や医療などでのスタートアップへの投資は積極的に機会を探しています。その中でシンガポールを拠点にしたサービスを軸にしながら、アジアや日本を含めてグローバルで展開していく姿勢に注目しました。
日本ではiPhoneは避けて通れないものになりますが、最初に話をしたとき、将来的にiOS対応をすることを明言してくれた。それならば日本での積極的な展開も見据えて出資をしたというのが経緯ですね。
カデュー氏 事業拡大にあたってはグリーベンチャーズだけではなく、シンガポール国立研究財団からも投資を受けています。そのほか、多くのITやヘルスケア関連のエンジェル投資家も支援してくれました。
今は世界各国からローカライズの依頼が舞い込んできており、イタリア語やドイツ語はおろか、最近だとペルシャ語のリクエストがあったほどです。現在は英語、フランス語、スペイン語、日本語の4言語に対応しているのですが、次は中国語を準備しています。マーケットが巨大ですからね。