独自の量子ドット技術でディスプレーを革新しようとしている化学品・医薬品会社がある。ディスプレー分野では液晶材料の最大手として有名なドイツMerck社だ。量子ドットとは、数n~数十nmの大きさを持つ化合物半導体の微粒子である。光を照射すると別の色の光を発する波長変換機能を持つ。この機能を利用して液晶ディスプレーのバックライトに組み込むことで、液晶の色を鮮やかに、そして消費電力を低減できる。一般的な量子ドットは粒子状をしているが、Merck社が開発しているナノ結晶は棒状をしていることから、同社はこの材料を「量子ロッド」と呼ぶ。同社の量子ロッド技術の開発担当者に、技術の特徴や開発戦略を聞いた。
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