米IBM Corp.,ソニー,東芝が共同開発した次世代マイクロプロセサ「Cell」のデジタル民生機器への搭載が次第に現実味を帯びてきた。2005年10月4日~7日に開かれた実装関連のセミナー「JISSO/PROTEC フォーラム ジャパン 2005」で東芝は,最大4GHzで動作するCellを安価なメイン・ボード上で動かすための実装技術について明らかにした。2006年第2四半期以降に外販するCellのリファレンス・セットも今回の実装技術に基づいて開発した。同社はCellを将来のテレビに搭載することを表明している。このため,評価用とはいえ,量産製品を想定したさまざまな工夫を施した。