The Fighting Digital Yoda
エピソード2で長足の進歩を遂げた技術の一つが「デジタル・キャラクター」である。コンピュータ・グラフィックスにより,人間と同様に動き,戦い,会話する生き物を生成する技術だ。エピソード1で米Lucasfilm Ltd.と米Industrial Light and Magic(ILM)社は,すべてをコンピュータ・アニメーションで作り出したキャラクター「ジャー・ジャー・ビンクス」に,準主役級の活躍をさせることに成功した。肝心のキャラクター自身は,多くのファンの不興を買ってしまったが。この経験を糧に,エピソード2ではデジタル・キャラクターに幅広い役柄を割り振った。その頂点が,老練のジェダイ・マスター,ヨーダのデジタル化である。