トヨタ自動車のハイブリッド車の年間販売台数が,2005年度にも30万台を超えそうだ。地球温暖化の元凶となる温室効果ガスの排出量が少ないことや,ここ最近の原油高騰が,ハイブリッド車の売り上げに大きく貢献している。ハイブリッド車では,電子制御ユニット(ECU)やインバータ向けパワー半導体などの採用数が増加したことで,1台当たりに使用する半導体の総面積は6インチ・ウエハーの約96%と,ほぼ1枚分に相当する。これは,ガソリン・エンジン車である「カローラ」にカーナビを搭載した場合の約2倍,デスクトップ・パソコンの約8倍の量となる。