日経ものづくり 詳報

機構の工夫や骨格の高剛性化で
大開口のガラスルーフを実現

ホンダが新型ワゴン「エアウェイブ」に搭載

 ホンダは,2005年4月8日に発売した新型ワゴン「エアウェイブ」に大開口のガラスルーフを搭載した。その開口部は,車内から見た場合で長さ1110×幅770mmと大きい。こうしたガラスルーフを搭載できたのは,ガラスそのものを開閉させず,質量増を小さく抑えたことと,車両の骨格構造を高剛性化したことによる。
 同社によれば,通常のガラスルーフ・ユニットの質量は約20kg。それが,今回のように大開口のものになると,ガラスだけでも18.5kgと重くなる。そのため,質量増をいかに抑えるかが課題だった。

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●ホンダの新型ワゴン「エアウェイブ」のガラスルーフ
車内から見た開口部の大きさは,長さ1110×幅770mm。