富士通は,最大32個の「Itanium 2」を搭載可能な共有メモリ型のサーバ機「PRIMEQUEST」を発表した。2005年6月から出荷する。主記憶,クロスバ・スイッチ,入出力回路など大部分の機能を2重化することで,一部の機能が故障しても動作を継続する無停止型の運用を可能にした。

 無停止運用に向けてOSに独自機能を組み込めるメインフレームと異なり,LinuxやWindowsといった汎用OSを採用するPRIMEQUESTでは「故障時にハードウエアだけで対応することが必須だった」(富士通 サーバシステム事業本部 基幹IAサーバ事業部長の河部本章氏)。