大黒天馬のITコンサル日記
業務知識を兼ね備えないと
数値の裏は読み取れない


 経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査で,「日本の子供(15歳)の学力低下が著しい」という結果が明らかになった。思い起こせば,筆者も大学受験ぐらいしか真剣に勉強した記憶がない。社会人になってからの方が,よっぽど勉強をしているという自慢にもならない自負がある。

 特に勉強する羽目となったのが統計だ。製造業に勤めていた時は,やれ不良件数の分布だの,次は需要予測だの,事あるごとに統計手法に世話になった。現在は,IT導入の効果予測や業務分析などで,統計のみならず加減乗除を駆使し,表計算ソフトに世話になる日々が続いている。