キラリ輝く中小企業
「ものづくりフォーラム」に見る元気な企業

技術力を強化し なりは小さくても先端を走る

 日本の企業の8割は中小企業だという。世界に冠たる日本の“ものづくり”も,中小企業の地味な努力によって,長い間支えられてきた。カラダは小さくとも技術は超一流。そんな会社が日本国内にはたくさんある。

 しかし中小企業はまた,バブル後長く続いた不況,取引先からのコスト低減要求,外国製品との厳しいコスト競争,技術面での競争,人材確保の難しさなど,厳しい現実にさらされてきた。中小零細製造業の事業所数も大きく落ち込んだ。

 そんな中,2004年11月に東京・浜松町で開催された「第7回ものづくりパートナーフォーラム」では,全国の“腕のいい”中小企業が集まり,日本のものづくりの底力を見せていた。出展企業は約80社。小さいけれど元気で腕のいい企業は,確かに存在する。一体何が違うのだろうか。