東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチームは、ソーラーカーレースの世界大会「The World Solar Challenge 2013」(WSC2013)の出場に向けて開発した新しいソーラーカー「Tokai Challenger」を公開した(図1)。本戦レースは2013年10月6日にオーストラリアで始まる。

 最大の特徴は左右非対称な車体(図2)。今回から規則が変わって3輪車が許されなくなり、4輪車とした。3輪車を基にして4輪車を設計すると、乗員を中央に乗せて車体を左右対称にすることが素直なように思える。事実、多くのチームが対称な車体を採用する。それに対し、東海大学は片側、それも左に乗せて非対称にした方が有利と判断した。理由は前面投影面積と日陰の問題である。 

以下、『日経Automotive Technology』2013年11月号に掲載
図1 「Tokai Challenger」
とチーム
図1 「Tokai Challenger」とチーム
東レ、パナソニックのメンバーも撮影には参加した。
図2 乗員は車体の左(写真では右)に寄せて座らせる
図2 乗員は車体の左(写真では右)に寄せて座らせる
キャノピは車両規則が変わったことに対応して大きくなったので、暑さ対策が10月に向けての課題。