富士通セミコンダクターは2000人弱の会社に

 「(半導体の設計と製造を)いかに日本に残すかを、精いっぱい考えた結果だ」(富士通 代表取締役社長の山本正已氏)──。

 富士通が半導体事業の抜本改革に踏み切る。2013年2月7日、パナソニックとの間でシステムLSI(SoC)事業を統合すると発表した。富士通の100%子会社である富士通セミコンダクターとパナソニックがそれぞれ手掛けてきたSoC事業の設計開発機能を統合し、ファブレス形態の新会社を設立することで合意。今後、正式契約に向けて協議を詰める。並行して、日本政策投資銀行に新会社への出資を要請している。新会社設立は2013年度半ばになる予定だ。

『日経エレクトロニクス』2013年2月18日号より一部掲載

2月18日号を1部買う