米Apple社の新型スマートフォン「iPhone 5」。編集部では、KDDIが提供するブラック・モデルとソフトバンクモバイルが提供するホワイト・モデルを入手し、分解・調査を試みた。基本的に両社のハードウエアは共通である。

 大きな特徴は、従来製品のiPhone 4Sよりも薄く軽くなったことだ。薄型化のために背面のガラスは廃止された。正確には、バスタブ状になった金属筐体の背面の一部がくり抜かれ、そこにガラスがはめ込まれている。ガラスの部分で、内部に位置する無線LAN用や移動通信用のシート・アンテナに電波を通しているようだ。ちなみに、金属筐体の上部と下部もそれぞれ移動通信用アンテナとして機能すると考えられる。

『日経エレクトロニクス』2012年10月15日号より一部掲載

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