KDDIがCATV事業者との協業向けに開発したAndroid 4.0搭載のSTB「Smart TV Box」

 KDDIが以前から予告していたAndroid 4.0搭載のケーブルテレビ(CATV)向けのセットトップ・ボックス(STB)、「Smart TV Box」(パナソニック製)を正式公開した。2012年7月18~19日に開催された「ケーブルコンベンション2012」にて同製品を出展。訪れた多くのCATV事業者に採用を呼びかけた。まずは同社の子会社であるジャパンケーブルネット(JCN)が同年8月末からトライアルを開始し、秋ごろの正式サービスへの移行を目指す。

 Smart TV Boxは、日本ケーブルラボが策定した次世代STB仕様「ハイブリッドBox」に基づいた機器である。地上波やBS、多チャンネルなど基本的なCATV STB機能に加えて、スマートフォンのような機能を持つ。具体的にはAndroid用アプリケーション・ソフトウエア(アプリ)をインストールしたり、スマートフォンと連動した映像や音楽の配信サービスが楽しめたりする。Android用アプリは、米Google社のアプリ・マーケット「Google Play」、KDDIの同「auスマートパス」、日本ケーブルラボの同「ケーブルマーケット」から購入できる。

『日経エレクトロニクス』2012年8月6日号より一部掲載

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