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1　トヨタ、FRスポーツカー「86（ハチロク）」を発表
　トヨタ自動車は、FR（前部エンジン・後輪駆動）のスポーツカー「86（ハチロク）」を発表した。富士重工業と共同で開発した水平対向エンジンを搭載する。富士重工のエンジン技術に、トヨタの筒内直接噴射とポート噴射を併用する「D-4S」を組み合わせた。今回の車両は試作車だが「ほとんど変わらない仕様で発売する」（トヨタ）という。発売は2012年の初めごろを予定。（11月28日）
2　ホンダが1クラッチ式2モータハイブリッドを開発
　ホンダは、二つのモータとガソリンエンジンを組み合わせた前輪駆動車向けのハイブリッドシステムを開発した。同システムを使ったプラグインハイブリッド車を2012年内に、ハイブリッド車を2013年内に発売する計画。ホンダは小～中型車向けにエンジンとモータ1個を使う「IMA」を開発しているが、今回のシステムは中～大型車への搭載を想定する。（12月6日）
3　ホンダ、新世代CVTを開発、燃費を7.5～10％向上
　ホンダは、従来よりも燃費を向上できる新世代のCVT（無段変速機）を開発した。軽乗用車用、小型車向け、中型車向けの3機種がある。軽乗用車用は、入力側に減速機があるインプットリダクションタイプで、平行2軸の減速機を採用した。小型車向けCVTとベルトを共用する。小型車、中型車向けは変速比幅を広げ、摩擦損失の低減により燃費を7.5～10％向上した。（12月8日）
以下、『日経Automotive Technology』2012年3月号に掲載