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HOME日経ものづくり2011年9月号 > 金属加工会社が竹を土壌改良剤に、切削技術の活用で安価な機械開発

日経ものづくり2011年9月号

金属加工会社が竹を土壌改良剤に、切削技術の活用で安価な機械開発

  • 2011/08/25 12:23
  • 1/1ページ

竹の微粉末を乳酸発酵させると、栽培促進効果を持つ土壌改良剤として使える。金属加工の宝角合金製作所(本社兵庫県姫路市)は、加工技術を生かして竹微粉末を造る粉砕機を発売。独自の回転工具や、ブロアを利用した微粉末化、重りによる送り機構といったさまざまな工夫を凝らし、既存製品の半分以下の価格で、より微細な竹粉末を製造できる機械に仕上げた。

 「大きな市場ではない。そこが狙い目だ」と、宝角合金製作所代表取締役の宝角勝利氏は、竹粉砕機に参入した理由を説明する(図)。市場が大きいと、たとえ先行してもいずれは資本力のある大企業が参入し、体力勝負になって負けてしまうからだ。

 1929年創業の同社は、銅合金やアルミニウム合金の鋳造からスタートし、現在では鋳造品の後加工から始まった金属加工が、6億円規模の売上高の約95%を占めている。その金属加工の技術を竹粉砕機に生かした。

〔以下、日経ものづくり2011年9月号に掲載〕

図●竹粉砕機「バンブーミル」の構成
回転工具、ブロア、竹の保持機構から構成される(a)。竹は保持機構の治具に差し込まれて(b)、竹自身も回転しながら、前方の回転工具に送られて切削される。扱える竹の太さは直径10cm弱から20cmまで。竹は長さ3.5m程度に切断してから保持機構にセットする。これだと竹の質量が15kg以内になるので1人で作業できる。価格は260万円と既存機の半額以下。2010年3月に発売し、これまで7台が売れている。