ドアミラーは当初、国内では認可されておらず、1983年以前はフェンダーミラーであった。1958年からミラーの製造を始め、ドアミラーにおいて国内最大手の村上開明堂によれば、ミラーの進化は大型化による視認性の改善と、樹脂化で軽くすることだったという。最近では方向指示器やカメラ、ランプなどの機能が盛り込まれている。
村上開明堂は銀焼き付け法による鏡の製造ノウハウを転用し、自動車用ミラーの製造を始めた。1969年に砲弾型フェンダーミラーを実用化、その後ワイヤ式リモコン、電動式リモコンなど、徐々に増す高付加価値化への要求に対応してきた。
ドアミラーが日本国内で認可されたのは1983 年である。ドアミラーは図に示すように、鏡を収納するボディ、車体への取り付け部となるベース、鏡の角度調整をする内部機構、鏡で構成するが、強度を必要とするベースは当初金属を使ったダイカスト製であった。