前回(2011年2月号)の本コラムでは、多くの製品開発現場が抱えるデザインレビュー(DR)の問題点に触れた。そこには
・DRの形骸化
・DRの通過基準が不明確
という2つの共通点があることを指摘し、解決のためのポイントを説明した。さらに「不具合未然防止」につなげるには、DR(プロセス)の改善だけではなく、製品(プロダクト)の機能について本質的な理解を深め、品質を向上させることが必要であると述べた。
今回は、不具合未然防止を実現するために必要な、活動のポイントを解説していく。
〔以下、日経ものづくり2011年3月号に掲載〕
O2 技術ディビジョン シニアコンサルタント
O2(http://www.o2o2.co.jp/)は、設計開発領域を専門とするプロ集団。業務プロセス改革から高度な技術課題解決までを総合支援。3D-DPRMなど独自の方法論を提唱し続ける。