ドイツVolkswagen社は中国・上海で報道関係者向けに電気自動車(EV)の試乗会「Eワークショップ」を開催し、次世代EVのプロトタイプ車「ゴルフblue-e-motion」(図)、「Lavida blue-e-motion」を発表した。合わせて2013年からEVを量産していく計画も明らかにした。

 Volkswagen社が2013年から量産するEVの第1弾は「ポロ」より小型の「Up!」をベースにした「Up! blue-e-motion」となる。Up!は2011年に市販予定のエンジン車で、3.19mの全長に大人3人+子供1人分の座席と荷室を確保したパッケージングが特徴。今回同ワークショップでは、2009年9月のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプト車「E-up!」の量産版であるUp! blue-e-motionが展示された。
 初めて公開されたのが、同車に続いて市販が予定されるゴルフ blue-e-motion、2013年中に量産モデルが発表される予定のLavida blue-e-motionという2種類のプロトタイプ車である。

以下、『日経Automotive Technology』2010年9月号に掲載
図 ドイツVolkswagen社の「ゴルフblue-e-motion」
前輪を最高出力85kWのモータで駆動し、最高速度は135km/h。2013年に量産車を発売する。