2010年6月15~17日に開催されたゲーム関連の展示会「E3 2010」で最も注目を集めたのは,任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」だった。本体機能や仕様を初公開し,試遊できる実機を展示した。

 3DSの上側筐体には,裸眼での立体視が可能な液晶画面と3D映像の撮影に対応したカメラを搭載する。立体視対応の画面の画素数は800×240。横800画素を左目用と右目用に各400画素ずつ割り当てて立体視を可能にする。「3Dボリューム」というスライド・バーで立体視の効果を調節可能で,2D映像も表示できる。こうしたことから,3D表示には視差バリア方式を採用したとみられる。

『日経エレクトロニクス』2010年6月28日号より一部掲載

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