2008年9月15日の米大手証券会社Lehman Brothers(リーマン・ブラザーズ)社の経営破綻に端を発し、世界中を不況に陥れた「リーマン危機」。その発生から2年近くが経過し、業績を回復させる日本企業が増えてきた。そのけん引役は新興国だ。まず1年前、すなわちリーマン危機を経て新たな成長軌道を模索し始めた時からこれまでにおいて、新興国における売り上げがどうなっているかを聞いた(Q1)。その結果、「増えている」という回答が55.1%と半数を超え、多くの日本企業が新興国の発展をビジネスチャンスにつなげていることが分かった。

〔以下、日経ものづくり2010年7月号に掲載〕

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