ソニー,凸版印刷,KDDI,朝日新聞社の4社は,電子書籍配信事業を手掛けるための事業企画会社を設立する。4社以外にも参加を呼び掛けて事業会社に移行し,コンテンツの配信プラットフォームを構築・運営する。2010年内にサービスを始める。
今回のプラットフォームが標榜するのは「オープン」。配信するコンテンツについても,それを読む端末についても,誰もが参加できる環境を整える。このため,コンテンツのファイル・フォーマットやDRMを1種類に定めない。さらに,プラットフォームの中で複数のストアを用意できる仕組みにする。ファイル・フォーマットは「EPUB」,DRMは「FairPlay」,端末は「iPad」と限定される米Apple Inc.の「iBookstore」とは一線を画す。