日本にあった生産拠点、ものづくりの現場を海外へと移転することで、海外生産比率は年々高まっている。このような日本の状況に対して、半数以上の技術者が「不安がある」と感じており、「やりすぎている」と感じている回答も3割を超えている(Q1)。

 「当然のことだ」(20.1%)や「どんどん移転すべきだ」(3.7%)のように、この状況を肯定的に受け止めている回答は比較的少ない。生産拠点としての日本の地位を高めるためには今後、どうすべきなのかを調査結果から分析してみよう。

〔以下、日経ものづくり2010年5月号に掲載〕

[画像のクリックで拡大表示]