トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が,太陽電池をオプション装備として採用した。発電した電力を車内の換気に利用する。太陽電池モジュールの製造を担当した京セラに,自動車への搭載に当たって苦労した点を本誌が聞いた。京セラによると,耐熱や耐振動,耐衝撃といった課題のほか,外観を損なわない配慮や曲面への設置といった課題に直面したという。外観では,バス・バー電極を隠すために,セルの位置合わせ精度を高めた。そのために,製造装置を新たに開発して,製造ラインを新設した。