パイオニア製の50型PDPテレビ「KURO KRP-500A」は,生産終了にもかかわらず人気が急上昇している。販売価格の比較サイト「価格.com」のデータでは,注目度や満足度が4月に入っても全PDPテレビの中で常に上位にランクされている。価格も3月10日前後を底に約9万円(4月13日現在)も上昇している。 パイオニアは2009年3月24日に,テレビ事業から完全撤退することを明らかにした。KUROもまた,4月以降に出荷するおよそ3000台を最後に国内向けPDPテレビの生産を終了する予定である。人気高騰は,KUROのブランド力というより,「撤退」と「数量限定」がもたらした希少性に理由があるといえよう。
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