シロキ工業の新型ウインドー昇降システム

 シロキ工業は、トヨタ自動車と共同で世界最軽量のウインドー昇降システムを開発した。トヨタが2008年11月に発売した「iQ」に採用されている(図)。従来主流のXアーム式に比べて約6割軽量化し、ドアの厚みも減らすことができた。

 従来のXアーム式は、交差させた2本のアームの角度を変えてウインドーを昇降させる仕組み。ガラスと2本のアームを結合するためのレールや、アームとドア本体を結合するためのレールなど、鋼板製の構成部品を使うため、質量がかさんでいた。

トヨタ自動車の「iQ」
トヨタ自動車の「iQ」
今回のウインドー昇降システムのほかにも、軽量化のための新たな工夫を盛り込んだ電動パワーステアリングやシートフレームを採用している。