スズキ「アルトラパン」 好評だったデザインは踏襲 メカは一新し広さや燃費を向上

 スズキは軽乗用車「アルトラパン」を全面改良して2008年11月末に発売した。好評だった箱型のデザインを踏襲しながら、室内空間を拡大し、燃費も大幅に向上させた。

 アルトラパンの全面改良は2002年1月の初代発売以来6年10カ月ぶりで、軽乗用車のモデルサイクルとしては異例に長い。それだけ、箱型を基調としたデザインが好調だったということだろう。
 初代ラパンは20 ~30代の女性向けに「身近な雑貨や家具のような愛着のもてる道具」という発想から誕生した。角を丸めた箱型の外観は、1960年代の軽乗用車を思わせるどこか懐かしいテイストを備えていた。

新型「アルトラパン」の外観
新型「アルトラパン」の外観
デザインは好評だった従来型のテイストをほぼ踏襲しながら、エンジンルームを短縮して室内空間を拡大した。