【速報】ホンダが「歩行アシスト」を試作 自動車組立ラインで効果を検証

 ホンダは2008年11月7日,体重の一部を支えることで,脚にかかる負担を軽減する装置「体重支持型歩行アシスト」の試作品を公開,併せて,同社埼玉製作所の自動車組立ラインで,歩行アシスト の効果検証を同月から始めた(図)。
 装置は,シート,フレーム,靴などで構成されており,フレームの脚の付け根に当たる部分に二つのモータが組み込まれている。利用者は,装置と一体になっている靴を履き,シートにまたがるようにして歩行アシストを受ける。モータはリチウムイオン2次電池で駆動し,フレームのひざに当たる部分を曲げ伸ばしすることで利用者の体重の一部を支える仕組みだ。(以下,「日経ものづくり」2008年12月号に掲載)

図●組立ラインで効果を検証
図●組立ラインで効果を検証
検査工程の中腰の作業で歩行アシスト装置を活用しているイメージ。